小田原提灯

江戸時代の中頃、提灯職人の甚左衛門(じんざえもん)が考え出したと言われ、携帯に便利なように小さく折りたためる、中骨が平たいため胴紙が剥がれにくく丈夫で、雨や霧にも強いといった特長があります。

小田原提灯の歴史と沿革

明治時代から続く山﨑提灯店は、かつて大雄山最乗寺への参詣道として栄えた場所にあり、現在も小田原提灯の継承に貢献しています。広く一般的な提灯は1085年に書かれた書物に出ていることから、古くから照明器具として使われていたようです。小田原提灯は、江戸時代中ごろ、小田原の甚左衛門という人が箱根越えの旅人のために考案して売ったものが起源。山﨑提灯店では、この小田原提灯をはじめ様々な提灯をすべて手作業で製作しています。その技術は現在4代目が継ぎ、5代目の長男も共に日々研鑽に努めています。ここで数十年前に作られた提灯も現存し、実用されており、時代を越えて変わらない本物の風格と質の高さを実感できます。

商品のご案内

小田原提灯

小田原提灯

上下の蓋が大雄山最乗寺の霊木で作られているので、道中の魔除けになるといわれています。また折りたたむと懐中に入るので懐提灯ともいわれ、携帯に便利。本体の胴部蛇腹部分に使われている竹ひごが四角形に削られているので糊付け面が多く、雨や霧にあたっても剥げにくく丈夫。これら三つの特長は「三得」と言われています。
弓張提灯

弓張提灯

手で持つ部分が弓に似ていることからこの名が付いています。時代劇でよく御用堤燈として登場しています。また、お祭りに参加される若衆が手に持っているのもこの弓張提灯です。家紋・家名を入れて送り提灯や迎え提灯として使用するなど様々な用途があり、現在は玄関に飾ったり、贈答用としても使用されています。
桶提灯

桶提灯

お祭りの催される神社の神殿の脇等に吊るされ,彩りを添えます。
ミニ提灯

ミニ提灯

実用サイズより小さい提灯。結婚式披露宴などの席札などに人気です。

ページトップ